Twitterの認証マークの仕様が数度に分けて変更されたことで現在は、青の認証マークはツイッターブルーに課金すれば一般人でも誰でも取得できます。
この仕様になってからTwitterブルー実装前に付与されていたアカウントの青色バッジは実質没収される形となりました。青バッジがついたアカウントを使うためにRMTクラブなどで高額アカウントを購入した方は可哀想ですね。
そして、金色の認証マーク…通称「金バッジ」は一般人でも可能…と言って良いのかわかりませんが、2023年5月現在は申請すること自体はできます。先に結論からお伝えします。
- 金バッジのウェイトリストに申請(タップでTwitter公式サイトへ遷移します)
- 組織名や規模・氏名などを記入する
- Twitter側に企業情報を送信
- 問題ない企業(組織)と判断されればインビテーションが届く
- 月額費用を支払うと金バッジが取得できる
2023年現在のツイッターの金バッジ取得方法はこのような形です。詳細は後述します。
一般人は不可?ツイッターの金バッジ取得方法は法人・団体が必須条件
以前まで公式マーク(今の青バッジ)は、インフルエンサーしかり何らかの影響力を持つユーザーでないとTwitterが承認してくれない仕様でした。
中には芸能人や有名企業でも青バッジをもらえない中で、リリースされたばかりのお世辞にも面白そうとは思えない中国のゲームアプリアカウントが認証マークをつけていた…なんてケースもたびたびあり、取得するための判断基準はかなり謎でしたね。
ただ、現在は法人・団体なら金バッジを取得することができそうな雰囲気はあります。少なくとも以前の公式マークに比べて基準は明確になったと思います。
冒頭でお伝えした Twitter Verified Organizations(金バッジの申請)ページを確認すると下記の要件を満たした組織のアカウントであれば、金バッジを申請することが可能。
- 組織名(企業名)
- 組織(企業)のメールアドレス
- 代表者名
- 企業のホームページ
- 企業の規模(代表者のみで従業員なしでも申請可能)
- 企業の種類(営利企業なのか行政機関なのか)
- 申請するアカウント数
上記の情報を送信したうえで、Twitter側の審査に通れば招待状が担当チームから届いて、金バッジ使用料「月額135,000円」を支払うことで金マークの認証バッジが貰える…という仕組みです。
法人の規模や業種など諸々目視で判断したうえで金バッジを与えているのだとは思いますが、十数名規模の法人で金バッジを取得しているアカウントを見かけたので、よく目にする大手家電機器メーカーやコンビニエンスストアのTwitter公式アカウントのような規模感でなくとも取得自体は可能なのかもしれません。
Twitterで金バッジを取得すると何ができる?【青バッジと金バッジの違い】
順序が逆になりましたが、「Twitter Verified Organizations」という企業や政府向けにツイッター側が用意したサブスクサービスがあるのですが、このサービスの特典として「金バッジ」がもらえます。
ではこの「Twitter Verified Organizations」とは何なのかというと、見栄えが良くなる金バッジをアカウントに表示できるほか、ユーザーがアカウントに対してとった行動を確認できる専用のアナリティクスツールを使えるなど、ツイッターをより効率的にビジネスに役立たせることができるようです。
金バッジをつけたアカウントの関連アカウントを紐づけることが可能
「金バッジを取得したアカウント」と、それに関連するアカウント(例えばグループ企業や役員のアカウントなど)を紐付けすることができるので、ユーザー側としては「あぁ、この人は◯◯に関係しているのか」と判断しやすいですし、金バッジをつけたアカウントと正式にリンクされているので、なりすましアカウントか否かを察知できます。
例としてTwitter公式アカウントをチェックしてみましょう。

ご覧のようにツイッター公式は金バッジをつけており、複数のアカウントを関連アカウントとして紐づけているようです。

その関連アカウントの一つに設定されているのがTwitterを買収したイーロンマスク。彼のプロフィール欄を見てみるとユーザー名の右側に先ほどの金バッジ取得済みのアカウントのアイコンが表示されています。
このようにしてプロフィールを見れば、金バッジの関連アカウントであることを判断することができ、さらにこのアイコンをタップすることで金バッジをつけたアカウントの元に移動することが可能です。
ただし、このような金バッジの関連アカウントは無数に登録できる反面、1アカウントあたり8000円の月額費用が発生します。月額135000円とは別に関連アカウント×8000円です。
Twitterブルーの機能を全て使える
Twitter Verified Organizationsをサブスクしている間は、金バッジの他に上記の紐付け機能。そして、Twitterブルーで使える全ての機能も付与されます。まぁ13万円以上支払っているので当たり前と言われればそうですけども。
Twitter Verified Organizationsサブスク専用のデータ解析ツールが使える模様
Twitter Verified Organizationsに課金しているアカウントは、普段のアナリティクスではなく、専用の解析ツールが使えるようです。
詳細は不明ですが、関連アカウントから遷移してフォローされたり、どのアカウントから辿ってツイート詳細をクリックされた…など細かいデータをチェックできるのかもしれません。
一般人は不可?ツイッターの金バッジ(金認証マーク)取得方法まとめ
というわけで、今回はTwitterの金バッジの取得方法について調べてみました。
適当な法人を作ってコーポレートサイトを立てて通るのかどうかまでは分かりませんでしたが、仮に金バッジを取得できる状態に審査が進んだとしても月額13万円以上するので見栄だけで金バッジを取得するのは非常にもったいない気がします。
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